利用シーンが増えるクレジットカード
クレジット業界はここ数年、好調に推移している。2005年のクレジットカードのショッピング取扱高は32兆1701億円で、前年比10.3%の伸びをみせている。クレジットカード発行枚数も2億8905万枚で、前年比5.7%の増加であった(共に日本クレジット産業協会調べ)。この伸びを支えているのが利用シーンの急速な拡大である。
これまでクレジットカードというと、デパート、スーパー、またはレストラン、居酒屋などの飲食店での利用が中心だったが、最近は高速道路の料金から、タクシー料金、新聞代、NHK受信料など、これまでカード払いができなかった分野でも続々使えるようになってきた。
また公共料金も、電話料金、ガス料金、電気料金、携帯電話料金、鉄道の定期券、乗車券、それに病院での診療代などもカードで払える時代になった。07年からは自治体が管理する公金をカードで決済できるようになった。同年10月からは東京23区で水道料金が、また08年3月から国民年金もカード払いできるようになり、今後は自動車税、固定資産税までカードで支払える時代がやってくる。その市場規模は20兆〜30兆円といわれているが、この解禁で社会のカード化に一層の拍車がかかることは必至である。
さらに、これまでほとんど手つかずたったコンビニ業界でも、電子マネー導入に伴ってクレジットカードが使えるようになった。すでにローソンは対応しているが、最大手のセブンーイレブンでも電子マネーnanacoとの兼ね合いで自らのチェーン店舗でカードが利用できる体制を整えようとしている。
この結果、わが国の個人消費支出300兆円に占めるクレジットカード決済の割合は、現在は10%程だが、4〜5年先には欧米並みの20〜30%に急増するのではないかとみられている。
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